Palette Master Ultimate
BenQ のカラーマネージメントモニタは Palette Master Element という公式のキャリブレーションソフトを使っていたのだが、Palette Master Ultimate という新しいソフトが出ていた。これから発売されるモデルはこちらを使って行こう、ということだろうか。
インストール
インストールしてみよう。すると、ログインを促される。ゲストでは使用期間が30日に限定される。BenQ メンバー となり、ログインして使用しなくてはならない。
BenQ メンバー となるため、プライバシーポリシーに同意し、チェック。次へ。
ログインに Googleアカウント か、 Apple ID の使用を求められる。いや、違うメールアドレスを使いたいんだが。仕方なくどちらかを選ぶ。
インストール完了。ログインし、ホーム画面にたどり着いた。
対応モニタ
左下の info を開いてみた。現在サポートされるモニタは SWシリーズの、SW321C、SW271C、SW270C、SW240、SW272U、SW272Q、SW242Q、の7モデルのようだ。わたしのモニタは SW321C なので使用できる。
キャリブレーション
キャリブレーションを開始する。ターゲットを編集 を押す。
設定項目が並ぶ。
2カ所変更した。1つ目はルミナンス。デフォルト 120cd/㎡ だが、わたしはこれでは眩しいので、90cd/㎡ にしている。2つ目はブラックポイント。暗部のグラデーションに縞が発生しないよう、0.3cd/㎡ にしている。
設定できたら、ターゲット名 を決めて ターゲットとして保存 をしておくと、次回からターゲットを選ぶだけで今回の設定が呼び出される。これは便利。
キャリブレーションターゲット を選んで、次へ。
ICC バージョンは、Windowsなら V2 を。Macなら V4 をチェックする。
ICC プロファイル 名は SW321C_Cal1~ と十分把握しやすい名前が最初から入っているが、Sから始まる名前ではPhotoshop等でカラープロファイルを選択するときに長いプルダウンメニューを下の方まで送らないと選択できないため、わたしは頭に BenQ_ とつけて、アルファベット順で上位に並ぶようにしている。
モニタにキャリブレータをセットし、開始 を押す。
キャリブレーションが開始される。数分待つ。
キャリブレーションが完了する。合格 と表示された。ターゲットと結果の数値が結構違うようだが、これは誤差の範囲なのだろうか?
常駐する
その後、PCを起動したら、このようなスプラッシュスクリーンが出た。
タスクバー から インジケーター を表示すると、Palette Master Ultimate のアイコンが。
タスクマネージャーを見ると、常駐している。しかも、そこそこメモリを消費している。
キャリブレーションを行う時以外に必要ないので、右クリックして 終了 をした。ソフトウェアではなく、ハードウェアでカラマネができるからカラーマネージメントモニタを購入したのだ。常時ソフトウェア起動は無用だ。
しかし、ソフトの設定に スタートアップで起動させない の項目はなかった。BenQサポートに項目の追加を開発チームに伝えて頂けるよう要望を出した。要望は搭載されるだろうか?